Qualcomm Snapdragon875の詳細情報
情報機器と聞くとパソコンやタブレット、スマートフォンなどを思いうかべる人が多いと思います。これらの機器には処理を行うためにCPUという部品が搭載されています。これはPCだけでなく情報機器全般に搭載されているものでこの部品の性能で機器の性能が決まるといっても過言ではありません。
今回は、その中でもスマートフォンに搭載されるCPU(SoC)について紹介していきます。スマートフォンに搭載されるSoCはMediaTekやHiHiSilicon、Samsungなどが開発しています。その中でも今回紹介するのはQualcommのハイエンド向けSoCであるSnapdragon800シリーズの最新モデルSnapdragon875についてです。なおSnapdragon875が搭載されたスマートフォンはまだ発売されていません。
※画像はQualcommより引用
- パソコンと違う設計のCPU「SoC」
- Qualcomm初の5nmプロセスを採用、性能は30%向上
- GPUはAdreno 660を搭載予定
- 5Gモデムを搭載
パソコンと設計の違う「SoC」
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| https://www.dealntech.com/snapdragon-875-phones/より引用 |
パソコンの処理を行う部分であるパーツの名前はCPUと呼ばれ日本語だと中央演算処理装置といいます。パソコンでは主な処理をこのCPUで行うことで動作しています。
CPUは重要な部品ですがパソコンを構成するパーツの一つにすぎません。では、スマートフォン向けのCPUはどうなっているのでしょうか。
スマートフォン向けのCPUは一般に「SoC」と呼ばれています。スマートフォンはその小型化、高性能化、省電力化等を行うためにパソコンではここで分かれている機能を一つのチップにまとめています。そのチップの名前を「SoC」といいます。
一般にSoCでは、処理を行うCPUとしての機能のほかに画像および映像の処理を行うためのGPU、常時通信を行うためのモバイル通信用のモデム等が統合されています。
IntelやAMD等はCPUのチップにモバイル用のモデムなどは統合されていませんがスマートフォンなどのネットワークに常に接続される状況を想定して開発されているQualcommやMediaTekのSoCは常時通信のためのモデムがCPUと統合されています。
特にSoCによって端末の使用感に差が出てくるのがCPUとGPUの部分です今回はそのCPU及びGPUについて注目してみていきます。
Qualcomm初の5nmプロセスを採用、性能は30%向上
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| https://ggsoku.com/2015/07/tsmc-5nm-euv-lithography/より引用 |
まず、スマートフォンでは、パソコンとは違う構造のCPUが搭載されています。それは、パソコンでは想定されないバッテリーの持ちと性能の両立を行うためです。
簡潔に説明すると、省電力で動作する高効率コアと高性能なコア、超高性能なコアが搭載されています。これらの組み合わせにより処理が少ないときは消費電力の少ない高効率なコアに処理を任せゲーム等の重たい作業を行う際は高性能なコアに任せることによって性能を発揮するという構造になっています。
この設計はQualcommやMediaTek等のスマートフォンSoCメーカーのSoCでよく使われる構造でありPCと違い意図的に性能の低いコアを搭載することでバッテリーの持ちなどを良くしています。
今回紹介しているSnapdragon800シリーズは8コアのCPUを搭載しており、前回のCPUと同じ3種類のコア構成になっています。
構成は上記の画像のようになっており、前回のSnapdragon865が超高性能コアが高性能コアのA77のクロックアップ版であったのに対してSnapdragon875では新たに超高性能コアが別に搭載される予定です。
特に今回搭載されたX1コアは前回の超高性能コアとして搭載されたA77の性能の30%高い性能を持っており、またSnapdragon875の高性能コアとして搭載されているA78と比較しても23パーセント高性能となっています。今回搭載された超高性能コアであるX1コアによって大幅に性能が向上するといえます。
GPUはAdreno660を搭載予定
GPUの性能については情報が少ないためあまり正確な情報ではありませんがSnapdragon855でAdreno640をSnapdragon865ではAdreno650を搭載していたことから今回搭載されるGPUはAdreno660である可能性が非常に高いです。
世代交代ごとにおおよそ30%ほどの性能向上がされているので今回のSnapdragon875でも30パーセント程度の性能向上が期待できると思います。
5Gモデムを搭載
Snapdragon875ではSnapdragon865で外付けオプション形式で提供していた5Gモデムが内蔵されるとされています。Snapdragon875ではX60というモデムが搭載されるとされていて、Snapdragon865のX55モデム同様「Sub-6GHz」および「ミリ波」での通信がサポートされるとのことです。




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